ずいぶん長い十八歳だな、と警察署の前を通った時にふと思った。
最近腹が立つことが続いていた。その一つ一つを考えているうちに、なぜか唐突にそう思ったのだ。
思えば世間一般では一番多感に過ごす時期であるはずの、16、17歳の出来事をほとんど覚えていない。だが瞬く間に終わった気がする。
しかし今年を頭から振り返ってみて、全ての出来事が、遥か昔にあったかのように感じる。

なんだか気持ちとしては、既に何年も経ち、自分が老けてしまった気がしていた。少なくとも、自分がまだ十八歳だという事実に驚くらいに。


 人の心ってわからない。


 と最近よく思う。自分の心が何故そう怒れるのかという、明確な根拠さえ未だに見出せないのに他人の心などわかるはずがない。気遣いが逆に迷惑だった、つい言った言葉が深く傷つけてしまった、そうゆう人間だと思いこまれていた・・・・・・
どんなに背伸びしたところで、悲しいことにまだ十八年ちょっとしか生きていなくて、わからないこと、難しいことだらけである。人の心は俺にとってその最たる例だ。
 将来、心の機微を少しはわかる人になれるだろうか。

















































あー、真面目に文章書くとつまんねw