図書館って

図書館によく学校サボって受験勉強しに行くけれども、大体行くのは徹夜明けみたいな状態だから、ずっとは集中力が持たない。だから勉強の合間合間にちょっとずつ本を読んでいる。方針として、読み終わった本の感想はもれなく書こうと思っている。一回目に読んだ感想と２回目に読んだ感想を自分で比較するのも面白いかなと。
①

子供たち怒る怒る怒る

②

殺人ライセンス

③

とせい

①俺が好きな作家・佐藤友哉(通称ユヤタン)の本。短編集。図書館に入ってたから買わずに済んだ･･･。いやファンとしては金ある時買って読み返すけど。
やっぱりユヤタン病気なのかなw絶望大好き病w
読んでいると絶望感がチラホラ見え隠れする。ハッピーエンドが好きな人や本を読むことで微笑ましい気分になりたい人や人生前向きに生きることを後押ししてもらえる淡い期待を抱きながらページをめくっているプチ後ろ向きさんや恋愛小説読んで私も素敵な恋したいわウッフンて思ってるオバサンやらは読まない方がいいと思う。いやそうゆう人はこの本を手に取らないとは思うけど。

さて、何せ徹夜状態や集中力放出しきった後に読んだため記憶が少し曖昧だ。
印象に残らなかった話は省く。

「生まれてきてくれてありがとう！」
小さな男児が、綺麗な女の子のお人形にドッキンドッキンしちゃう話w
珍しくポジティブ話で記憶に残ってる。ポジティブっつっても死にかけてる状況だけどね！読んでいて自分の今の受験勉強という状況を思い出してしまったのを覚えている。小さな男の子の、先の見えない、ただがむしゃらの頑張りを書いた、それだけのお話。･･･好き。

「リカちゃん人形」
･･･リカちゃんは大変かわいそうな子です。でも人形だから何も感じません。辛いことがあった時は、人形になってしまうから、何も感じません。そんなリカちゃんですが、今の不幸な現状を変えようと立ち上がります。･･････人形をやめようと立ち上がります。

この淡々と起こる絶望状況具合がまたw俺好みwなんか感想書くに当たって他の感想書いてる人も見たけど、薄っぺらな文章とか言ってた。俺はその薄っぺらすぎるところに何かを感じてすごい好きなんだけどね。理由無き暴力、淡々と起こる暴力、搾取、それが一番怖い気がするから。（それを表しているのが「欲望」？）これもポジティブ。終わり方最高（ユヤタン至上ねw）。

「子供たち怒る怒る怒る」
世間では、電車男やら痴漢男やら流行っちゃって？ちょっと〜男ブーム？みたいな？ここでユヤタンが流行らせるのが牛男ですよw単なる殺人鬼w
本の題名になっているだけあって、少々長め、でも俺は不満。今まで鏡シリーズでやってきたのと似てるような･･･。

「死体と、」
残酷版JTのCMみたいな。いやJTは関係ないけど。つらつらと書き連ねられた、一つの死体に関わった人の過去現在。改行無しの文章が新鮮だった。気づいたら全力で、自分の読める速さの限界値で読みきってた。しかし相も変わらず残酷ですね。

やっぱ短編はあんま好きじゃないなぁ。ユヤタンの今後に期待。つーかなんだかんだ言って俺ポジティブ話大好きじゃん･･･

②今野敏
俺この人の本好きなんだわ。どれくらいかって言うと、松下電器の商品回収宣伝ぐらい。
サスペンス物の作家だけど、お手軽って言葉がぴったりだと思う。手軽に読めて、さくさく読み進められて、さほど難解な展開もなく、勧善懲悪みたいな形で話が終わる。悪い意味でのお手軽じゃない、物語の基本の基本みたいな。それなりに面白いし、扱う事件も実際世の中起こってそうな事件で現実味がある。何より主人公がほとんどおっさんだから楽しい。様々な作品にでるおっさんの現代の若者を理解しようとする姿勢、世の中の流れを憂いて思う説教調の心のセリフ。これがたまらない！俺まだ若いけど、なんつつーか言いたいことはすげぇ分かる。

殺人ライセンス。それはネット上に突如現れる、人を殺す手段を考える悪趣味なネットゲーム。たまたま夜中のネットサーフィン中に見つけたそのゲームを、HNで「キュウ」と名乗る少年は体験する。翌朝ニュース番組を見たキュウは驚愕する。ゲーム上で殺す標的だった男と同姓同名の男が殺害されているのが発見されたのだ。果たしてゲームと現実にどんな関係が！？
ネット友達、友達の探偵見習いのお父さんなどを巻きこんでの事件の解決にのりだす･･･

というのが大体のストーリー。何故かとりあえず入れとけ的なラブ要素ありで（実はそこに爆笑した）面白い。感想は、普通に面白い。以上。

③同じく今野敏

いやだから、お手軽だから勉強の間に読むんだって。
ヤクザの話。普通に面白い。以上。

･･･････アフィリエイトでもやってりゃぁそら真面目にストーリー説明して大プッシュしますわ！でも残念ながらやってないもんでね！

いやぁ、外に出ないとなんだか自分のエゴばかりが先行する。修行不足だ。