失われた青春

青春って言葉はあざとい。なんか、なんでも許されそうだしなんでも許しちゃいけない気がする。


高校3年間、いや中学あわせたら6年間…排他的だったように思える。いや意図的にそうしたわけではなく、卑屈な心がそうさせた。

去年、東邦に入り、どうせ一年しかいないんだから思い切ったキャラでいこうと思った。いや、自分のキャラをまんま変えるのではなく、いままで色々言わないでガマンしていたことを言ってやろうと。痛々しい大学デビューだったと思う。周りはどう感じたかわからないが、少しずつ俺は変わってった(ハズ)。だから、東邦は今も大事にしている。失われた青春を求めて、だった。


千葉では東邦で段階を踏んだこともあり、人間関係は円満(?)ぽいし、今は楽しい。今日も学科で飲み会だった。
学科に、真面目で優しくて頭が良くてでも天然な男がいる。そいつが、今日言っていた。高校の時はこんな楽しいことなかった。勉強ばっかで、模試で良い点とると仲間に陰で舌打ちされたり、クラスが仲違いしたり…3年間何してたんだろって。


去年の俺の姿とダブった。


飲み会の帰り、チャリンコのケツに女の子を乗せて大学まで走った。中高では夢想の中のシチュエーションだ。走りながら、今高校とかで青春してる奴らは毎日こんな楽しく過ごしてるんだろいなぁ、と思った。俺もまだまだ青春を追い求めているのかもしれない。ガキ臭いと思いながら、心の底では期待に胸を膨らましているのかもしれない。
帰りに、そいつに、これからその分楽めば良いよと言った。自分に向けた言葉でもあるのだけど。
ほんとに、楽しんで欲しいし、俺も楽しみたい。