ゴス!

GOTH―リストカット事件

GOTH―リストカット事件

某所から借りパクして一年…部屋の片付けをしていて、読んで無いのに捨てるのはもったいないと思って読み始め、そして熱中した。久々に、続きを渇望したくなる本に出会った。というか俺なんかが書評するまでもなく知れ渡ってる有名本だけど。

だからストーリー紹介省く。最初は、キャラ設定とか、舞台が学校だったりとかから、ラノベ的なのかなと思っていたが……!レベルが違う!作者が読者に仕掛けるトリックというか、各話の最後まで読むと、読み返したくなる。
読み進めているとき、たまに何か引っかかるところが必ずある。しかしそれを忘れて読み進める。先を知りたいから。そしてラストで、引っかかった所を急に思い出す。ああ、だから引っかかったんだと。

良い本に出会えた。売れるには、理由がある。面白いからだ。それを認識させられた…というかマイナー大好きの俺にとっては、メジャー作家の圧倒的力量を見せつけられてショック…みたいな気もあるが。

ここ数年萎え萎えだった読書熱が、この本を読んだことにより、火を灯したように燃え上がっている。やはり、読書は良い。