朝日新聞社前合戦

いろいろ移動しながら、最終的に僕らは朝日新聞支社の前に落ち着いた。落ち着いた、というのは聖火が通る予定は1時間後なのに、既にそこでものすごいシュプレヒコール合戦がくり広げられていたからである。そこはちょうど四つ角の、大きな交差点になっていて、四つ角の3つは中国人団体が百人単位で占拠、1角のみチベット国旗が占めている・・・という感じになっていた。朝日新聞というのが良い場所だと思ったがwそれにしても中国国旗多すぎ・・・。

しばらく呆然とその光景を見つめていると、先ほどの画像の、囲まれていた男性が持っていた掲げていた看板を、ごつい中国人男性が強奪し、交差点をわたってきた。そして、その看板(ダンボール製)をビリビリに破いてしまった!どうやら先ほどの男性もこちらに移動してきていたらしい。男性は早速警備している警官に訴えた。
アイツがとって破ったんだ!捕まえてくれ!!
しかし警官は、中国人男性の方を捕まえたり、話を聞こうとはしない。そうこうしているうちに、破った中国人男性はどこかへ行ってしまった。

警察、腐ってんなぁー・・・
その光景を、中国人、チベット支援組はケータイやデジカメで撮りまくる。というか、なにか小競り合いがあると、みんなカメラを向ける。
なぜなら、その画像を後でネットにアップし、「日本人はこんな酷いやつだ!これが証拠画像だ!」「中国人はこんな酷いやつだ!これが証拠画像だ!」と罵る・・・いや、煽る?ためである。つまり、双方ともやっていることは同じ。もはや聖火リレーの趣旨なぞ知ったこっちゃないという感じなのだ。

その後1角を占めるチベット国旗団に合流し、1時間以上、聖火が通りすぎるまでフリーチベットを叫んだ。

しかし、画像の通り、チベット国旗団といっても、もはや中国国旗の数が多すぎて、まったく目立たないのである。それでも叫んだ。
小競り合いは幾度と無く起こり、救急車まで動いていたが、結局警備に囲まれまくっていた聖火はまったく見えず、シュプレヒコール合戦に終始したのであった。
自分はもうこの聖火が通りすぎた時点で帰ることにした。ここから移動するとしたら時間的にゴール地点しかなく、ゴール地点も入場禁止らしいことはわかっていたし、どうせ日本人が締め出されるであろうことも予測できたからである。ちなみに、欽ちゃんがどうとか愛ちゃんに乱入者が〜とかはまったく知らず、後日知った。



今回行って思った。真剣に、日本ヤヴァイ。今回書いた中で、とりあえず中国国旗を持った人を中国人として書いたが、中国人達は暴力に走らないようによく言われている様だったし、堅くそれが守られていた。そして、日本人によるチベット支援は、右翼団体やらのやかましい拡声器があって初めて形になったりしたのにも関わらず、中国側の団結力は目を見張るものだった。何より長野まで来る結集力もあるのだ。自分が見た中国人団体でも極一部であるのに、千人を遥かに超える数が来ていたと思う。日本は内部にこんな怖い人々を抱えているんですよ、と。愛国心教育の一種の聖火、いや成果だとおもう。このままじゃ、本当に、東トルキスタンチベットときて、台湾、日本ってなっちゃうんじゃないの?まぁ勉強不足だから何もいえないけどさ。
・・・長い一日だった。もっと写真を撮れば良かったなぁ。実際に中国人やチベット国旗に囲まれて感じた威圧感や安心感などは、筆舌に尽くしがたいものだった・・・と思う。筆舌するほどの文章力も根気も無いだけなんだけどwフリーチベットを叫んでいるとき、いろんな感情が混ざって感極まって、3回も涙してしまったw今回の参加のきっかけも、フランスの抗議映像みて自然に泣けてきたからなのだけど。もう年か・・・涙腺が・・・。もし糞下手な長文を最後まで読んでくれた人がいたら感謝。もっと臨場感ある画像が撮りたかったです。フリーチベット


・・・改めて画像みると、チベット国旗少ねぇw